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豊田市美術館|「ホー・ツーニェン 百鬼夜行」妖怪に着目した日本文化

現在、愛知の豊田市美術館にて、企画展「ホー・ツーニェン 百鬼夜行(ひゃっきやこう)」が、2021年10月23日(土)から2022年1月23日(日)まで開催されている。

会場の様子

本展はタイトルが示すとおり、「妖怪」が主要なモチーフとなる。4つの展示室でインスタレーションが展開され、展示室1に《100の妖怪》、展示室2に《36の妖怪》、展示室3に《1人もしくは2人のスパイ》、展示室4に《1人もしくは2人の虎》が展示されている。

展示室1

展示室1《100の妖怪》では、奥の大きなスクリーンに、奇怪でユーモラスな100人の妖怪が左から右へと練り歩く「百鬼夜行」が映し出される。手前のスクリーンには、病床の源頼朝から酔っ払ったサラリーマンまで、様々な時代の眠る日本人が映し出される。

展示室2

展示室2に《36の妖怪》では、1面スクリーンに映る妖怪が、次々と別の妖怪へと変化していく。ここに登場するのは戦争に関係する妖怪たちである。

展示室3・4

展示室3《1人もしくは2人のスパイ》、展示室4《1人もしくは2人の虎》では、「スパイ」と「虎」を中心にアニメーションが展開されている。戦中の諜報員養成機関である陸軍中野学校が輩出したスパイたちは、「のっぺらぼう」と表現されている。また、「マレーの虎」と呼ばれたふたりの日本人など、戦中に実在した人物たちが「妖怪」に加えられている。

『ル・ミュゼ(味遊是)』

豊田市美術館のレストラン『ル・ミュゼ(味遊是)』は、企画展ごとに変わる期間限定コンセプトデザートがあるのをご存じですか

おまえの目玉

見た目はかなりグロテスクですが、美味しいデザートです。ホワイトチョコの中にヨーグルトムース、血はラズベリーソースでできていました。

まとめ

豊田市美術館 ホー・ツーニャンの「百鬼夜行」は、日本の妖怪を元に戦時中の日本を重ね合わせていました。画面いっぱいに妖怪が出てきて、音響も駆使しながらおどろおどろしい感じが伝わってきました。シンガポールの方から見た日本人の解釈が面白いなと感じました。

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